★ 乗鞍高原―上高地 2006.5.3-4
乗鞍高原     一之瀬園地周辺
   今回のGWの旅行は、毎年出掛ける信州方面になった。昨年は、御岳から
乗鞍方面を周回して帰ったが今度は、乗鞍へは登らず裾野にある乗鞍高原に
した。比較的平坦で歩きやすい場所を選んだ。膝の故障で無理は出来ない
からである。5月3日午前1時に自宅を出掛けた連休の後半の渋滞を避ける
ためである。予想通り夜中は車も少なく快適なドライブであった。
  岐阜羽島から中津原まで1時間。中津川で中央自動車道を降り、R19に
入った。R19も快適に走れた。薮原から県道26号線に入り奈川を経由し、
梓川ダムに出た。R158と合流し車を左折させ4つトンネルを抜け、信号を
左折。県道84号線で乗鞍高原への道に入る。目的地までは14kmほどである。
  太陽が昇ってくるのが見えた。乗鞍高原一之瀬園地に到着したのが
5時30分。まだ散歩道は凍り付いていた。
  空は雲ひとつない晴天。乗鞍が真っ白い雪に覆われ太陽の陽を浴びて
光っている。始めに、あざみ池に出掛けた。水面は凍っていたし、周りの足元は
霜柱であった。日本一平を横断し、まいめの池を見た。すでに何人かの
カメラマンが構えていた。水面は穏やかで、乗鞍が池の水面にくっきりと
映っていた。  その上の偲びの池からも綺麗に逆さ乗鞍が見えた。そこから、
さらに車で上り三本滝を目指した。しかし、そこには雪のため通行禁止の看板。
残念ながら入り口で断念。牛留の池を見に行ったが遊歩道は凍りついていて
足元注意であったし、水面は氷と雪で覆われ真っ白だった。 
  休暇村ホテルでコーヒーを飲んで休憩。善五郎の滝を見に行く事にした。
雪の残る山道を歩き滝の手前の橋は飛沫を浴びて凍っている。今年は4月に
雪が多くまだまだ散策は早いのかもしれない。そう言えば朝の気温は氷点下
2−3度だったのだろう。善五郎滝には虹が架かっていた。
  次に、番所大滝を見た。落差が一番大きく雄大な滝であった。昼食は、
手打ちそばの御池でそばを味わった。なかなか美味しいそばであった。
午後は、水芭蕉の群生地を見て周った。駐車場が無いので民家の庭に
止め
させて頂きました。親切に車を置かせて頂き案内までして頂きありがとう
ございました。
 
  十分に写真を撮り、湯けむり館で天然温泉に入ってのんびりした。湯川温泉と書いてあった。近くに白骨温泉があるが、同じように乳白色の湯で45度だそうだ。露天風呂からは乗鞍が眺められ少し長く入っていてもよさそうでした。
  温泉を出て少しゆったりとした時間をマレットゴルフをして楽しんだ。妻とこんな時間を過すのは初めてのような気がする。ゴルフとゲートボールをミックスしたようなゲームだ。
  1番ホールパー4からスタートした。山の中のコースで曲がっていたりひどい上りのコースなど様々である。打ったボールが止まらずに戻ってくるような所もある。  岩もところどころありなかなか面白いものだ。
 今晩の宿は、テンガロンハットというペンションだ。県道84号線沿いでご主人は音楽をされるようでギターやドラム、ピアノなどが置いてある。ジャズが流れている。
  聞けば、お子さんが小さいときにアメリカのオレゴンを1週間キャンピングカーでドライブしたそうです。 
  夕食は7時から。魚、肉ともに美味しく白ワインを1本飲んでしまった。のんびりとした夕食もこんな時でないと味わえない。全て手作りというが本当に美味しくいただけました。
  朝早く出発し寝ずにあちこち見て周ったので疲れたのかあっという間に熟睡で、気が付いたら朝でした。ペンションの前を散歩した後、風呂に入った。結構ゆったりとしたお風呂でジャグジーだった。これもまたいい。
  しかも、風呂は男、女、家族と札があり鍵がありプライベートでのんびり入れるのもいい。 
  朝は、私の好きなキャベツたっぷりのサラダと焼きたてのパン。ごま、くるみ、レーズンなど6種類ほどのパンがあった。ご主人も、奥さんもとても話しやすくいい感じでした。とくに、こども専用のキッズルームや星の見える展望台などもあり、子供さんをつれた家族旅行にはぴったりのペンションかも知れません。
 テンガロンハットホームページはこちら
                            
5月3日―4日の2日間は、雲ひとつない真っ青な晴天でした。乗鞍穂高は、例年にない多くの雪に覆われ真っ白な頂を見せてくれました。
結構、歩きました。5時間ほどは歩いています。雪の中や緑の中を歩いていると時の経つのを忘れてしまいます。
それに往復、渋滞には無関係でした。ちょっと工夫しましたが・・・・・
乗鞍高原で撮影した一部です。(写真をクッリクすると640×480の写真に拡大でします。)
あざみ池 一之瀬園地 まいめの池と乗鞍 偲びの池 偲びの池と乗鞍 コガラの飛ぶ瞬間
コガラ 善五郎の滝 善五郎の滝、展望台から コガラ 牛留池 番所大滝
水芭蕉 水芭蕉 水芭蕉 カタクリ草 テンガロンハット テンガロンハット
ふきのとう つくし
上高地     河童橋〜明神池(片道90分)
上高地で撮影した一部です。(写真をクッリクすると640×480の写真に拡大でします。)
焼岳 大正池と穂高岳 河童橋と穂高岳 カモ 河童橋から穂高岳 河童橋から焼岳
梓川と奥穂高岳 梓川と六百山 明神池へ向う途中 梓川と焼岳 明神二之池 明神二之池
明神橋H15完成 カケス カケス 明神池から帰り道 ヒメアカタテハ? ポートレート
カモと河童橋
 先日の乗鞍高原を後にして9時にペンションを出発した。特に今日は行き先が決めてなく雰囲気で上高地にした。もちろん乗鞍高原まで来て、隣の上高地へ寄らないのはMottainaiでしょう。 そんな訳で県道84号線から左折し沢渡に向かった。車は順調だったが、沢渡の駐車場はほとんどが満車で入れない状態だった。しかし、民営の駐車場が空いていた。1日500円だ。それに、駐車場までタクシーが迎えに来てくれました。上高地バスターミナル(河童橋付近)まで3900円だそうだ。バスは1人1000円。ちょうどご夫婦が車を止められたので早速誘ってみた。「ええ、いいですよ。」ということで乗り合わせることにした。ほとんど待ち時間なしでタクシーは来てくれました。途中景色の良い所は徐行して写真を撮らせても頂き親切な運転手さんでした。
 驚いたのは、昔のあの岩だらけの曲がりくねったトンネルが新しい広いトンネルに変っていた事です。なんと傾斜が11%のトンネルでした。数年前に豪雨で落盤し埋まってしまい新しいトンネルを掘ったのだそうです。30分ほどで到着でした。バスターミナルは人、人、人・・・・。GWの真ん中では予想どおりの混雑ぶりです。
 トイレを済ませ、11時ごろ案内MAPを購入し(100円)河童橋まで向かった。言うまでも無く私としては、写真撮影のためにそう簡単には辿り着かない。見えていても時間がかかるのだ。梓川に出て河童橋を眺めると奥穂高岳が真っ白に雪化粧したままだった。数枚の写真を撮り河童橋を渡り、明神池まで歩く事にした。上高地は今回で4回目の訪れになる。昔とはずいぶん変ってしまった。大正池などは人口の池のようになり、護岸も綺麗に石が積んであったし、堰堤が築かれていました。もちろん立ち枯れの木が水面にはありません。
 明神池までの道も変ったのだろうかと思いながら歩き出したのですが、遊歩道には雪があり所々作業道を歩く事になりましたが、できるだけ雪の中、遊歩道を歩きました。例年より多い雪のために遊歩道の端も一部崩れていて迂回の支持やロープが張ってありました。そんな状態の遊歩道を90分ほど写真を撮りながらゆっくりと歩きました。森林の空気は心までリフレッシュしてくれる気がします。水は、透明で水底の石までも鮮やかに透き通って見えます。雪解け水で冷たいのでしょうが、春の暖かさが感じられました。
 明神池は、昔とそう変ってはいませんでした。神秘的で竜神様が水面から出てきそうな雰囲気があります。一之池、二之池ともに水は周囲の緑を映し出して緑色に見えました。少し変ったのは明神橋が平成15年に新しくなったと言う事です。河童橋より少し長い木造の釣り橋が真新しい姿を見せていました。橋を渡り帰路に着きました。帰路は対照的に山裾の道。幅は2mほどありコンクリート張りのようだが雪で見えないのと雪解け水が流れ歩きにくい。 途中で「カケス」にであった。さあ、写真を撮ってと言わんばかりのポーズでした。専門の望遠レンズは持ち合わせていないので手持ちで撮影。まあ仕方ないでしょう。この程度でと思いながらいいチャンスにめぐり合えた。こんな風に突然何かに出会えるのも散策道の良さでしょう。 バスターミナルへは3時に到着。予想通りバスは100mほど2列に並んでいました。最終便で乗れるかどうか?。行きと同じくタクシーで帰る事にした。タクシー乗り場は空いていた。早速2人組みを探して、先頭のタクシーに乗り込もうとしている2人を発見! すかさず駆け寄り 「同乗いいですか?」。到着と同時に乗車出来ました。車の駐車場までスムーズに到着し、帰路に着いたのでした。帰り道も、ほとんどの車がナビゲーションで案内をセットすると指定する国道を避け、手動で設定。県道、村道などを利用し19号線へ。私の車を入れて走っているのは5台。快適な帰路でした。
 しかし、国道19号線の中津川に後50kmほどの所から渋滞。ここからが本領発揮。昔スキーで慣らした脇道走行。
2m〜3mの脇道を抜けノンストップで中津川 IC まで到着。中央自動車道の恵那付近5kmの渋滞との表示にもかかわらずまったく渋滞なしでスイスイと走れました。帰宅は12時を過ぎると思っていたのだが、途中夕食を食べて10時には帰宅できました。きっと明日か明後日だとこうは行かないでしょう。 
 今回の旅行は最高の天候と最良のルート選択で快適な旅になりました。 何度訪れてもいい場所。自分に似合いの場所はやはり信州方面なのかもしれない。 最後に、ペンション テンガロンハットのみなさん お世話になりありがとうございました。