秋の尾瀬を訪ねて
2012.10.7−10 Page1

私は、今まで何度も尾瀬を訪れていますが、春と夏ばかりで秋の尾瀬は訪れたことがありませんでした。尾瀬ヶ原自体が湿原で周辺の山の紅葉は、どちらかと言えば白樺などの黄色い紅葉で、モミジのような鮮やかな紅葉を思っていないのと枯れた草の湿原は寂しい気がしていました。やっぱり尾瀬は水芭蕉だという先入観がありました。
 しかし、いざ尾瀬に入ると何という幻想的な風景なんでしょう。何もない湿原に黄色くなりかけた白樺の葉と白い木肌が茶色い湿原の草と対照的で非常に良いコントラストです。鳩待峠から3.3km、1時間山を下り、15時30分には山ノ鼻に到着。少し時間ができたので付近を散策し、至仏山に夕日が沈む写真と池に映る山や雲の写真を白樺をバックに撮影しました。予約しておいた国民宿舎「尾瀬ロッジ」に4時に入りました。5時から6時が男性のお風呂。6時から7時が女性。食事は6時からだそうで早速、お風呂に入りました。妻は6時から急いで入り夕食をいただきました。お風呂は環境保護のために石鹸が使用禁止なのが大変でしたが仕方ありませんね。
すでに食堂はストーブが焚かれ冬を感じさせられました。ビールをやめて日本酒をいただきながら本日は、とっても美味しくてお替り自由の尾瀬汁(しいたけ、えのきだけ、ごぼう、尾瀬だいこんなどの入った)もいただきました。消灯は9時というのでロビーにて穂高周辺で別荘地を格安で購入して住んでいるという65歳くらいの男性とまた酒を飲みながら尾瀬話をしていました。9時過ぎに消灯を待ってカメラを持って外に出て星の写真を少し撮りました。
重たい三脚を置いてきたのでカメラをも木道に置いての撮影でした。満点の星がとても綺麗でした。
 翌日9日は朝6時に食事を取り7時から尾瀬散策に歩き始めました。朝靄の濃い中を木道を写真を撮りながら牛首分岐まで2.2kmを歩きます。太陽が沼に反射したり靄が立ち込めたり幻想的な中を数人が歩いていきます。少し肌寒い。気が付けば木道は霜が降りて滑り易い状態でした。牛首で10分ほど休んで竜宮小屋までさらに2.2km。竜宮小屋を手前にしても木道から足を踏はずし膝を打撲と擦り傷、左手に木道の破片が刺さり抜いたのですが一部が刺さったままでした。歩くしかないのでそのまま見晴まで1.6kmを歩き、福島県に入りました。群馬県のも木道は角材3本を束ねて作っていましたが、福島県側は4本を束ねてありました。どちらも幅は同じでした。見晴でコーヒーを飲んで休憩。時間は10時になっていました。山小屋は11月3日で閉鎖だそうです。
 見晴から東電小屋を目指して1.9km。湿原の草が葦のようなものに変わり木々も近くになり、山の中に入っていきました。木々の紅葉も結構身頃になって、モミジも赤く色付いていました。東電小屋で昼食のお弁当(尾瀬ロッジで作っていただいた「おにぎり」)。15分ほど休んでヨッピ橋へ0.8km。ヨッピ橋は工事中で足場が組んでありました。ヨッピ橋から牛首分岐まで2.3km。13時に付きました。山ノ鼻まで2.2km、14時の到着予定で出発。予定通り山ノ鼻に到着し、トイレ休憩を含め20分程度休憩して鳩待峠を目指しました。帰りは登りばかりで1時間30分の所要時間。なんとか15時30分に到着しました。ここのバスやタクシーは16時30分で終了ですので余裕を持った行程でしたが総行程20kmを考えるとちょうど良かった気がします。
 9日の宿泊は尾瀬高原ホテルに予約してありました。冬のスキー場のホテルで、どうも宿泊客は我々2人ともう一組?だけだったようです。夕食も広い食堂で2人だけで、てんぷらや焼き物も作りたてをいただけました。貸切のホテルは初めてでした。お風呂も温泉で24時間OKだし、そんなに悪くないのですがこの時期の平日は何処も荘かもしれません。
 10日の朝7時30分にホテルを出て、吹き割りの滝を依然訪れた時と逆コースで見学。妻が梅もどき(赤い実が綺麗なつる状の植物)のリーフを購入。先ほど近くでとって来て巻いたものでお値段は??適当でした。お昼は帰りのコースにある軽井沢で探しました。パスタとピザの美味しそうなシャレたお店に入りました。お値段もしっかりしてましたが美味しかったですし雰囲気も高級そうでした。
 


旧碓氷鉄道めがね橋
2012.10.8 8:56-10:00撮影

今回の旅は、マイカーで東名高速、中央自動車道、長野自動車道、上信越自動車道、関越自動車道を乗り継ぎ尾瀬への旅です。途中、松井田妙義ICで降りて旧碓氷鉄道めがね橋を見学しました。
 この鉄道は平成9年に廃線となりました。まだまだ知らない人が多くて、駐車場などは整備されていない状況で、観光バスはそんなに来ていないようです。
鉄道敷きを歩くことができますが約23kmあるようです。

再び、松井田妙義ICから一路尾瀬へ向かうことにしました。関越自動車道に入り沼田ICで一般道に入ることになります。

 碓氷めがね橋    MAP
 
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